井上です。

先日レビューした配布型アフィリエイト戦略ツール【D-TOOL】に続き、
また新たなツール教材がインフォトップのランキングに入ってます。

こちらの「会員制サイト兼メルマガ発行ツール」ですね。

Cyfons -新世界スクールシステム-(山内千明)
http://www.nssys.net/lp/

私のビジネススタイル、アフィリエイトスタイルには、
とくに使い道が無いツールなので購入してはいないのですが、
一応、私なりの視点で取り上げておこうと思います。

購入を検討されている場合は参考意見としてお聞きください。

Cyfons -新世界スクールシステム-(山内千明)レビュー

まずセールスレターを読んで思った事。

このセールスレター「賢威」の構成とデザインをパクってますね。

SEO対策済みブログテンプレート「賢威」

ワードプレスを利用したテンプレートという類似点もあって、
先行して売れ筋となっている同種のテンプレート
賢威のセールスレターをパクってしまうとは・・・。

まあ、全く用途の違うツールなので、
構成やデザインをパクっても似て非なるものにはなりますが、
私的にこういう「パクりレター」はちょっと嫌いです(笑)

まあ、それは置いといて「Cyfons」本体の批評にいきます。

私的な結論を言えば、セールスレターで提唱しているような
会員制サイトを利用したビジネスをしたい人で、
フェイスブックやグーグル+などの
既存のサービスでそれを出来ない人は買っていいと思います。

判断基準はその一点ですね。

メールマガジンの配信機能をウリの1つにしていますが、
これについては私はちょっと微妙かな・・・と思ってます。

メールマガジンの配信はネットビジネスは肝となる部分ですので、
サーバーに設置出来るこの手のツールで、
長期的にメールを配信していくというにはちょっと抵抗がありますね。

ツールの推奨サーバーは「エックスサーバー」になっていますので、
ツール利用者の大半はエックスサーバーを利用していく事になり、
その全員がエックスサーバーからこのツールを利用して
メールマガジンの配信を行っていく・・・という流れになります。

既にかなりの人数の人が手にしているツールで、
原則的にメールは「送り放題」な状態になるわけですから、
その購入者の中にかなり無茶な使い方をする人が出てきたら・・・

同じエックスサーバー利用者全員に悪い影響が及んでいきます。

同じサーバー、同じシステムからの配信をするわけですから、
一人の迷惑メール行為、スパムメール行為が
同じシステムを利用する人達全員に悪影響を及ぼすわけです。

そうなってくると全くメールが届かないという自体もありえます。

こういうツールでメール配信をするリスクはそこですね。

なので、メール配信の機能は私はあまり依存するべきではないと思います。

つまりこれを「ツールの価値」の1つには入れるべきではないという事です。

となるとこのツールの価値判断は「会員制サイト」の部分になりますが、
これはやろうと思えばフェイスブックやグーグルプラスなどでも出来るので、
既にそういうことを難なく出来る人はとくに必要ありません。

むしろフェイスブックやグーグルプラスの方が
色々利便性が高いところもあるくらいです。

天下のグーグルさん、フェイスブックさんですからね。

勿論それと比較してもこのCyfonsだけのメリットもあると思います。

ですがこれはもう「自分自身の管理のしやすさ」と
「お客さん側の使いやすさ、見やすさ」次第かと思うので

“既に利用している人の絶対数”

で考えればフェイスブックが上をいきます。

要するに会員制サイトというのは閉鎖的なコミュニティですので、
それはフェイスブックでも十分に代用は効くわけです。

コミュニティビジネス、会員制サイトに優位性はあるか。

あとはそもそもの会員制サイトを作り、
そこで会員同士のコミュニケーションを促進する、
コミュニティを作る事にメリットがあるかどうか。

ここに尽きると思います。

Cyfonsの販売者さんである山内千明さんは、
アフィリエイターのみんてぃあさんこと新田祐士さんに、
ビジネス的な影響を強く受けているようなので、
彼のビジネスモデルを模範する形でこのツールを作ってます。

実際に新田祐士さんは、
新世界アフィリエイトという教材で、
そういう会員制コミュニティを作るノウハウを提唱しています。

ですので、このCyfonsはその「新世界アフィリエイト」を、
よりスムーズに実践していけるツールとも言えます。

ただ当のみんてぃあさんこと新田祐士さんも、
最近はアフィリエイト報酬が下がっているのか、
インフォトップのアフィリエイターランキングに、
自身の名前を非公開にしています。

調子が良い時は実績をアピールしていたわりに、
調子が悪くなって実績を非公開にするというのは、
この業界のアフィリエイターにはよくある事ですが、
当の新田祐士さんがそういう状況なのは目に見えて明らかです。

新田祐士さん、新世界アフィリエイト門下生という位置づけで、
チラホラ出て来ていたアフィリエイターさん達も、
同じくインフォトップのランキングではほとんど見なくなりました。

彼等のメインキャッシュポイントであるはずのインフォトップで、
いまいち成果が伸びていないという点からも、
こういうコミュニティを作って会員同士を交流させるという手法には、
私的にはちょっと限界があるのかな・・・と思ってます。

Cyfonsのセールスレターにもありますが

「コンテンツは、コミュニティを作ったら、
 後から勝手に生まれて来るものである」

という考え方は私はあまり賛同出来ません。

結局、そのコミュニティに参加する人達は、
これから稼ごうとしている人達なわけですから、
その人達にコンテンツ作りを委ねても、
決してそこに有益な情報は生まれないと思うからです。

主催者側が参加者の生の意見を聞いて、
それをコンテンツに活かしていくというのは良いと思いますが
下手な参加意識や一体感は時に足の引っ張り合いを生むだけです。

なので、私はあえてそういう場は作らず、
このブログでもコメント覧などは開放してません。

情報の発信主体はあくまでも自分でいいと思っているからです。

「コンテンツは後から“勝手に”生まれる」

という考えは確かに作り手としては楽かもしれませんが、
それでは本当に価値のあるものは生まれないと思います。

要するにコンテンツを提供する側がそれを半分放棄するわけですからね。

そんな環境で人が育つとも思いませんし、
実際にそこで人が育っていかなければ
結局そこは烏合の衆の集まりになって終わってしまいます。

私が会員制サイトやコミュニティを主体とする
コンテンツ作りをしないのはそういう考えを持っているからです。

勿論、この意見には反論もあると思いますけどね。

それこそ漫画「ワンピース」の小田栄一郎先生や
「ドラゴンボール」の鳥山明先生などが良い事を言ってました。

どちらも日本の漫画界を席巻するヒットマンガを生んだ先生達ですが
こんな質問に対しての答えが私の考えに近いものでした。

「何故、先生は読者からキャラクターアイデアなどを募集しないんですか?」

単行本の最後にあるオマケページか何かでこんな質問が出ていて、
両先生とも共通してこんな回答を出していました。

「いちいち読者のアイデアなんて取り入れていたら良い作品は出来ない」

「この漫画は自分の作品であって読者の作品では無い」

こんな意見に私は素直に「かっこいい!」と思ったタイプだったので、
その考えがビジネスの方にも出ているのかもしれません。

何か話が脱線してしまいましたが、
要するに会員制サイトを作るようなビジネスモデル自体が、
Cyfonsのセールスレターにあるような良い事ばかりでは無いという事です。

自分からの情報発信を主体とするビジネスをやっていくなら、
コンテンツを参加者同士で作らせるなんて考えは持たず、
いかに自分で価値のある情報を発信していくかを追及した方がいい。

これが私の考えですね。

まあ、そういうコミュニティを作るメリットもゼロではないので、
あとは自分のビジネススタンス次第ではないかと思います。

あまり深く考えもせずホイホイ買うようなツールではありませんので、
頭ごなしに推奨している煽りエイターには乗せられないようにしてください。

それでは。

井上

<井上太一の無料講座一覧>

井上太一のブログ講座一覧

井上太一の無料メルマガ講座

井上太一の推奨情報商材一覧

おすすめの記事