アマゾンの評価を上げられるツール?「ama-sta(アマスタ)」のレビュー
井上です。
今日はせどり系のこちらのツールを取り上げます。
ama-sta(アマスタ)
http://ama-sta.com/
ama-sta(アマスタ)というツールで、
「月額1980円」
という価格設定のわりには度々、
インフォトップのランキングでも目にしますので
わりと利用者も多いツールのようです。
ただ、私的にそこまでの利用者がいる事自体が、
少々、不可解なツールでもあるので、
その利用者さんも含めて、
「その利用料に見合うほどの対価を得ているのか」
という点を私なりの視点で言及してみたいと思います。
アマゾンの評価を上げられるツール?「ama-sta(アマスタ)」
まず、この「ama-sta(アマスタ)」というツールは、
巷によくあるせどり関連のツールのような、
・仕入れを効率化する
・転売を効率化する
といった類のものではありません。
ツールとしての機能だけをザックリ言えば、
「アマゾンで商品を買ってくれた人に対して、
メールを自動的に送信してくれる」
というツールで、言ってみればそれだけのツールです。
それだけのツールに月額1980円・・・。
ちょっと不可解だと思いませんか?
ただ、この「ama-sta(アマスタ)」の利用価値は、
「アマゾンでの出品者としての評価を高められる」
「評価を高める事でカートを取り易くなる」
「カートを取れる事で商品が売れ易くなる」
といったところに繋がっているとされています。
ですが、これはセールスレターで謳われている事であって、
「アマゾンで商品を買ってくれた人に対して、
メールを自動的に送信できるようになる事」
が必ずしも、
「アマゾンでの出品者としての評価を高められる事」
「評価を高める事でカートを取り易くなる事」
「カートを取れる事で商品が売れ易くなる事」
に結び付くというわけではありません。
セールスレターの方では、あたかもこれが、
当たり前のように結び付くと謳われていますが、
私はこの理屈自体をかなり否定的に見ています。
このアマスタのセールスレターで提唱されている理屈は、
このアマスタの機能を利用していく事によって、
アマゾンで実際に商品購入をしてくれた人に対し、
自動的にメールを送る事ができる環境が手に入る事で、
「アマゾンでの出品者としての評価を高め易くなる」
というものです。
アマゾンはヤフーオークションなどと同様に
「消費者側による出品者の評価」
が情報として公開されるようになっていて、
この評価は1件1件の取引ごとに消費者側が出品者を
5段階で「評価」できるようになっているのですが、
ヤフオクほど、この「評価」が率先的には行われていません。
ヤフーオークションは、
「取引をしたら互いに評価するのが当たり前」
という風潮が一般的なので、実際に取引をした際は、
落札者側、出品者側、共に評価をし合うのが「普通」です。
まあ、これは「お互いが評価の対象」だからかもしれませんが、
ヤフオクは取引後の評価がそれくらい一般的なわけです。
ですがアマゾンは基本的に消費者側が単純に
「ネットで買い物をしただけ」
という意識で、その買い物をしたサイトが、
アマゾンだったというのが一般的な感覚であるため、
そこまで購入後に「出品者を評価する」という行為自体が
一般的にはなっていないというのが実際のところです。
ヤフーオークションでの取引のように
「特定の誰かと取引をした」
という意識が薄いため、商品を購入した後に、
その出品者を「評価する」というような意識自体が
ほぼ生まれないに傾向にあるわけです。
現に私もヤフオク、アマゾンは両方を使いますが
ヤフオクで商品を落札した際は出品者を評価するものの、
アマゾンで買い物をした時に出品者を評価する事はまずありません。
評価をする「習慣」がないんです。
実際、そういう人が大多数を占めるアマゾンは、
出品者としての評価が上がり難い傾向にあるんですね。
そこで、この「アマスタ」というツールは、
アマゾンで商品を購入してくれた購入者に対して
「商品は届きましたか?よろしければ評価をしてください。」
というような評価を促すメールを自動配信していくわけです。
このようなメールを自動送信していく事で、
評価をもらい易くなる・・・というわけですね。
要するに、この「アマスタ」というツールは、
アマゾンで商品を買ってくれた人に対して、
評価を促すメールを自動送信できるツールという事です。
言ってみれば「それだけのツール」なのですが、
「自動送信メールによって評価を貰い易くなる」
という理屈に関しては、確かにメールを送らないよりは、
送るようにするだけで、評価は貰い易くなると思います。
その手間を自動化できるという部分に関しては、
実際にそういう催促メールを送っているような人や
「そういうメールを送ってでも評価をもらいたい」
という人には、少なからず価値があるツールかもしれません。
ですが、この「アマスタ」のセールスレターでは、
「評価を高める事でカートが取り易くなる」
「カートが取れる事で商品が売れ易くなる」
という事が書かれていて、そこが私的に、
『それは、ちょっと言い過ぎじゃないですか?』
と否定的に見ている部分です。
評価が上がれば「カート」を取れる?
この「アマスタ」というツールの売れ行きを見る限り、
どう考えてもそこまでの必要性は感じられないツールなので、
「このツールを使えばアマゾンで評価を高められる」
「評価を高められるので事でカートを取り易くなる」
「カートを取り易くなるので商品が売れ易くなる」
この辺りの「謳い文句」をそのまま真に受けてしまい、
実際に使ってしまっている人が多いんじゃないかと思います。
確かにアマゾンは買い物をする際の仕組み的に、
商品の詳細ページに掲載される、
「カートに入れる」
のボタンに自分の出品商品を連動させられれば、
それだけ自分の商品が優先的に売れ易くなるサイトです。

この「カートに入れる」のボタンと、
自分が出品している商品を連動させる事を
「カートを取る」
というわけですが、
「評価が高くなればカートを取り易くなる」
というのは「完全な間違い」とまでは言いませんが、
そこまで優先度の高い基準ではないのが現実です。
基本的に「カート」を取れるのは、
「最安値の商品」
「FBAを利用して商品を出品している商品」
この2つの基準が大きいので「出品者の評価」という基準は、
その二の次の基準でしかないというのが実状なんです。
要するに、どんなに評価が高くても、
「最安値の商品」
「FBAを利用して商品を出品している商品」
この2つの条件をクリアしない限りカートは取れません。
また、どんなに評価が低くても、
「最安値の商品」
「FBAを利用して商品を出品している商品」
この2つの条件をクリア出来ていればカートは取れるんです。
普通、アマゾンを利用して商品を売るという時点で、
「最安値を取れるように価格を更新していく」
というのは基本中の基本なので、
これを当然のようにやっているような人であれば、
強いて評価を気にするような必要は無いという事です。
もちろん、評価は「低い」よりは「高い」に越した事はありません。
ですが、この「アマスタ」の販売ページでは、
「アマゾンで評価をもらえるのは1~2%」
と、50~100件の取引に1回という事が書かれていますが
実際はここまで極端に低い確率では無いのが現実です。
私の経験則で言えば5~10%くらいは評価をもらえてます。
それこそ、商品を購入してくれたお客さんに対しては、
アマゾンの方からも「評価を促すメール」を送っているため、
評価をもらえる比率はそこまで低くはありません。
少なくともこの「アマスタ」で謳われている、
1~2%という数字は明らかに「大袈裟な数字」です。
実際、その数字には何の根拠も示されてませんから。
もちろん、そこにこのアマスタを使って、
購入者に評価を促すメールを率先して送信していくようにすれば、
評価をもらえる「可能性」は少なからず上げられると思います。
ですが、とくに何もしなくても
アマゾンからの評価を促すメールで評価をくれる人はくれますから、
「1~2%しかもらえない評価が5倍、10倍もらえるようになる」
というのは明らかに誇大広告だと思いますね。
そもそもの1~2%という数字があまりに大袈裟過ぎですから。
そして「カートを取る」という部分についても、
結局は「最安値を取れるか」が重要になってきますので、
評価はあくまでも二の次的な要素でしかないものです。
何より
「カートを取る為に評価を上げる」
という前提であれば、他のライバルとなる出品者達よりも、
自分の評価を高めていく必要があるという事になりますから
ジャンルにもよりますがアマゾンで評価の高いユーザーとなると、
何千、何万というレベルの古株の利用者も多いのが現実ですし、
「取引の絶対数が多い大口利用者」
には、それ以上の取引をこなしていかない限り、
どんなに評価をもらえる比率を高めたところで太刀打ちできません。
そういうところも総合的に踏まえると、
「アマゾンで商品を買ってくれた人に対して、
メールを自動的に送信してくれるだけのツール」
に月額1980円のお金を出す価値があるかというと、
私はかなり「微妙」だと思いますね。
それほどの費用対効果はないのでは?と思います。
そう思う理由、要因としては、
・そもそも評価をそこまで重視していない事
・とくにこのようなツールを使わなくてもそこそこ評価はもらえる事
・カートを取る上でそこまで評価が重要ではない事
・最安値を取る事を徹底していればそれで十分な事
・最安値を取れなければ、結局、カートは取れない事
・どちらにしても古株の出品者、大口の出品者には太刀打ちできない事
・・・といったもろもろの要因でしょうか。
あくまでも私のアマゾンの利用状況、利用経験としては、
このような見解になるというものですけどね。
1つの意見として、参考にして頂ければと思います。
アマゾンの評価を上げられるツール「ama-sta(アマスタ)」のレビューでした。
井上
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